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河村一級建築士のすまい考

  • 住宅の不思議【第10回】

    「外の吹抜」

    空間構成の言語に「吹抜」というものがあります。

    2階の一部に床が無く1階の空間が2階まで連続している状態です。

    吹抜があることで2階と1階に一体感が生まれ

    家族がお互いに見あったり、声を掛けたりすることが出来て

    天井の高い空間が開放的で気持ちよく

    誰もが一度はあこがれを抱くのではないでしょうか

    しかしながら吹抜にはいくつか弱点もあります。

    天井が高い分冷暖房が利きにくく費用がかさみます。

    天井の設備のメンテナンスも大変です。

    家族の一人が風邪で寝込んだりした時、安静にすることが困難です。

    これらの問題を解決する手法の一つとして「外の吹抜」があります。

    ロコハウスでは中庭を「外の吹抜」と考えています。

    外ですから冷暖房の必要も当然ありません。

    声は届きませんが中庭を介して各部屋へ視線が通ります。

    家族の行動や気配は自然と分かり、一体感が生まれます。

    中庭は吹抜の効用を十分に満足させ、その弱点を全て解決してくれます。